私が初めて韓国でフィールドワークを行ったのは1974年8月~75年8月の一年間。構造機能主義時代の最終段階で教育を受けた学生として、現在学的視点からの民族誌研究だった。当時、韓国を対象として研究していた人類学者の間には歴史に対する関心はほとんど無かった。儒教式祖先祭祀と密接に関わる家族·親族組織に最も多くの関心が寄せられていた時期だったことを考えると、歴史への無関心は驚くべき研究姿勢だったと、ふり返って思う。
户籍人类学人口移动村落社会族谱
嶋陸奥彦: