2009年に、ジェームズ·C·スコットの「The Art of Not Being Governed：An Anarchist History of Upland Southeast Asia」（以下「The Art of Not Being Governed」と省略する）当該論文は次の論文の一部抜粋である。何翠萍、魏捷茲、黄淑莉、「James Scottの高地東南アジアに対する新命名――Zomia――の意義と未来」、『歴史人類学』9：1（2011）：77-100.長さの制限で、原文の半分しかない。詳しいことは原文をご参考に。James C. Scott，The Art of Not Being Governed：An Anarchist History of Upland Southeast Asia（New Haven：Yale University Press，2009）.の出版は、アジアないし世界の人類学、地理学、歴史学と政治学の大事件である。この本の出版は、東南アジアの高地に新たな名前——Zomiaを与えた。スコットは、国家効果から1945年の現代民族国家が建設される以前、Zomiaがどうやって低地国家の形成と拡張のプロセスに応じて、独自な地理空間範囲を構築していたのかを論じた。スコットのZomiaは、西にインドの北から、東にベトナム北部まで、主に中国雲貴高原（四川及び広西の一部）と東南アジアの高地を含めている（頁17、地図2）。Zomiaはスコットの創造物ではない。しかし、スコットが命名したZomiaの範囲はもっとも理論的である。Zomiaという名称の来由、原文の注釈2を参照。スコットは、その範囲が2000年前から形成し始め、次第に縮小し、ばらばらになってしまったと考えた。また、約2000年間以来、このZomiaは、主に低地コンフェデレーションと帝国建設計画——タイ、ミャンマなどのインド政体と漢の中国政体——から前後に避難しに来た人達から構成されているスコットは漢或いは中国帝国形成の歴史の中に、南と西南に拡張した研究資料で、Zomiaの形成は少なくとも2000年ほどの歴史があるという観点を支えた。2000年ほど以来の中国帝国の発展こそ、Zomiaの空間地理の形成プロセスを具現したのである（P137-142）。スコットは、中国が南と西南に拡る移民史と難民史の中に、15世紀以前の部分には沢山な憶測があるけど、中国明清時代に南と西南への移民或いは難民の歴史研究、そしてタイとミャンマ研究の中に国家建築過程において奴隷を徴収した資料は確かなことであると考えた（Px）。。Zomiaの高地人は多種類の文明計画に淘汰された人でもなく、社会発展進化の周辺グループでもなく、自主的に低地の文明中心と国家から逃げ、それと距離を保つグループである。彼らの農業、社会構造、文化及び無文字状態もこの選択の結果である。