基本的な課題として、人類学が歴史をどのように捉えるか?歴史そのもののあり方を人類学的に問うことなく、既存の歴史研究との連携、歴史資料の活用、歴史研究への寄与などについて議論するのは、基本的な前提や課題について論点を避けていることになるのではなかろうか?こうした問題意識から、私は敢えて東アジアにおける歴史のあり方について、できるだけ広い視野と脈絡を踏まえた議論の枠組みを提示することにしたい。「人類学と歴史」を論じる前に、稚拙ながらも「歴史の人類学的考察」を提唱したい。
人类学王朝历史东亚历史
伊藤亜人: